【SNS映え】いちごタルトを綺麗に盛り付ける3つのポイント

洋菓子店のショーケースに美しいルビー色のいちごタルトが並ぶ季節がやってきました。いちごタルトは味はもちろん、その宝石のような美しい見栄えも魅力的ですよね。

この記事では、いちごタルトを自宅でつくった際に、まるでお店のタルトのように見栄えよく盛り付けるためのコツをお伝えします。

見栄えするいちごタルトをつくれたら、家族にも喜ばれてSNSでもウケること間違いなしですよね。いちごタルトの簡単な作り方もあわせてご紹介します。

いちごタルトのレシピ

それでは、まずはいちごタルトのレシピから確認していきましょう。 事前にきれいな盛り付け方のコツの項目までチェックして、完成図をイメージしながら作ると綺麗に盛り付けられますよ。

いちごタルトの材料

＜タルト台＞
無塩バター 50g
グラニュー糖(生地用) 25g
卵黄 1個
(A)薄力粉 100g
(A)アーモンドプードル 15g
(A)塩ひとつまみ

＜カスタードクリーム＞
卵黄 1個
グラニュー糖大さじ2
薄力粉大さじ1
牛乳 1/2カップ
生クリーム 50ml

いちご 2パック
ピスタチオ(刻んだもの)、粉糖適宜

いちごタルトの下ごしらえ

①あらかじめ、すべての材料を冷やしておく
バターは常温に戻してなめらかにしてから、粉や砂糖を混ぜ合わせるのが一般的ですが、タルトの場合は、風味をよくするためにバターやアーモンドパウダーなど油分の多い材料をたくさん使うので、冷やしておいたほうが生地がダレにくく、扱いやすくなります。

②タルト生地は「ひと晩」寝かせる
タルト生地を十分に休ませることで生地に含まれる水分がなじみ、ベタつきも抑えられるので、さらに扱いやすくなります。

生地を伸ばす作業もしやすくなるよう、冷蔵して休ませる前にあらかじめ焼き上げる型の形にあわせて、丸く成形しておくと便利です。休ませるときは生地が乾燥しないように、ぴっちりとラップで包んでおくのもポイントです。この状態でジッパー付き密閉ビニール袋などに入れておけば、冷凍庫で2週間ほど保存することも可能ですよ。

いちごタルトの作り方

＜タルト台を作る＞
1.(A)を合わせてふるっておく。
2.ボウルにバターをいれてゴムベラで練り混ぜ、クリーム状になったら＜タルト台＞のグラニュー糖を加えてすり混ぜる。
3.なめらかになったら＜タルト台＞の卵黄を加えて全体が混ざったら、 (A)を加えゴムベラで混ぜる。パラパラになってきたら、ボウルに押し付けるようにして混ぜる。一度取り出して全体をひとまとめにして丸く成型したら、ラップに包んで冷蔵庫で1時間〜ひと晩休ませる。

＜カスタードクリームを作る＞
1.耐熱ボウルに＜カスタードクリーム＞の卵黄、グラニュー糖を入れてすりまぜ、白っぽくなったら、薄力粉を加えよく混ぜる。
2. 牛乳を少しずつ加え混ぜ、ふわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで50秒加熱しよく混ぜ、ラップをかけなおしさらに40秒加熱し全体をよく混ぜる。 (※とろりとせず水っぽければさらに10秒ずつ加熱して様子をみてください。) クリームにラップを密着させるようにして、氷の上で粗熱をとり冷蔵庫に入れておく。

＜タルト台を焼く＞
１.オーブンを180度に予熱しておく。生地を軽くねり、柔らかくなってきたら麺棒で21cmほどの直径に伸ばし、ふちから1cmほどを折り曲げる。ふちの部分を波型にする。
2. フォークで生地全体にしっかり穴をあけ、オーブンで15~20分ほど焼く。焼きあがったら網にのせ冷ましておく。

＜仕上げのデコレーション＞
いちごは、1つ形がよいものを残し、他は縦半分に切る。真ん中にまるまる1個をのせ半分にきった苺を周りに尖った部分が中心を向くように盛り付けていく。

生クリームをボウルに入れ、氷水を入れたボウルをあてながらツノ立つまでしっかりと泡だてる。＜カスタードクリーム＞に加え、ゴムベラでさっくりと混ぜる。全体が均一に混ざったら絞り袋にいれる。

タルト台にクリームを絞り、いちごを飾る。粉砂糖を茶こしなどでふり、ピスタチオを散らす。

いちごタルトを綺麗に盛り付ける３つのポイント

つづいて、いちごタルトを綺麗に盛り付けるためにおさえてほしいポイントについてご紹介していきます。これらのコツをおさえれば、まるでお店のような美しいいちごタルトを作ることもできるでしょう。完成したタルトは、その場で見て楽しむだけでなく、ぜひ写真にとって記録にも残してくださいね。

フルーツのバランスを整えながら配置する

いちごタルトを綺麗に盛り付ける時にまず一番大事にしてほしいポイントは、当たり前のようですが、「いちごそのものをタルトの上に綺麗に並べること」です。こちらの基本ができていないと、いくら後述することに取り組んでも台無しになってしまうので、丁寧に並べることが大前提です。レシピでもいちごの並べ方はご紹介していますが、さらに綺麗に盛り付けるために意識してほしいコツを2つご紹介します。

①盛り付けの際にボリュームを出すこと
タルトの上にのっているいちごの量が少なく見えてしまうと、なんだか貧相に見えてしまいます。下のタルト生地やカスタードクリームを埋め尽くすようにいちごを埋めていきましょう。「タルトに盛り付けるいちごが足りない！」という場合は、ブルーベリーなどで隙間を埋めていくのがいいでしょう。

②タルトの輪郭部分のバランスを意識して配置する
いちごを並べる際に、一番外側にあたる輪郭部分を綺麗に並べておけば、あとはなんとなくでも全体が整って見えます。タルトの頂上分と輪郭部分はひとつひとつ、配置を意識して丁寧に置きましょう。

彩りを意識したトッピングをする

より、見栄えを美しくするためには、彩りを意識したトッピングをするのもおすすめです。たとえば、いちごタルトであれば、いちご単品だといちごのルビーのような色が印象的なケーキとなりますが、ここに反対色であるフルーツや飾りを一緒に飾り付けることでいちごの彩りを引き立てることができるのです。トッピングにぴったりなアイテムをご紹介していきます。

①ブルーベリーやラズベリー
いちごと同じベリー同士となるため、味覚的にも栄養価的にもバランスがいいフルーツといえば、ブルーベリーやラズベリーといったフルーツです。ブルーベリーやラズベリーの色合いも、いちごと並べると赤系の色のグラデーションとなって映えること間違いなしですね。

ブルーベリーやラズベリーは、冷凍したものであればスーパーで安く手に入れることができるので、ぜひ活用してみてください。

②ミント
いちごの反対色である緑を取り入れるために、ミントの葉っぱを添えるのも効果的です。メリハリのある引き締まった印象になり、まるでお店のケーキのような見栄えになるでしょう。

ナパージュを活用する

ナパージュとは、フルーツを覆うゼリー状の部分のことです。ナパージュはフルーツのツヤを演出するためのコーティングという役割もありますが、それだけではありません。ナパージュでフルーツをコーティングすることで、フルーツが乾燥してパサパサになってしまうことを防ぎ、フルーツ本来のジューシーな味も楽しむことができるのです。

またタルトにフルーツを乗せた際に形状を維持する役割も果たしてくれています。美しさとおいしさをキープするためにも、タルトにはナパージュの技術は欠かせないというわけです。そんなナパージュは、ゼラチンで作ることができます。以下、ナパージュの作り方です。

1.耐熱容器に粉ゼラチン、水を入れてふやかす。ふんわりとラップをし600Wのレンジで30秒加熱して溶かし混ぜる。砂糖を加えて溶けきるまでしっかりと混ぜる(ナパージュ)。
2.粗熱がとれたら、ハケでフルーツにナパージュをコーティングしていく。

Cake.jpでお取り寄せできるいちごタルト

自宅でもタルトを作ることはできますが、「やっぱり大変そう」という方には、通販でプロがつくったいちごタルトをお取り寄せするのがおすすめです。プロがつくったものなら見栄えも綺麗にできていること間違いなしですね。ここでは、Cake.jpでお取り寄せできるいちごタルトをご紹介します。

軽井沢農園パティスリーから完熟いちごタルト5号

朝摘み完熟の状態の、香り際立ちこっくりと甘ーい高原育ちのエリートいちごを自慢のタルト生地にのせた、こだわりのいちごタルトです。いちごがどっさり敷き詰めてあり、クリームも甘さ控えめなので、いちごそのものの酸味と甘さを十分に味わうことができます。品種はその日のおすすめの完熟いちごでつくっているため、どんな品種が届くかは、届いてみてのお楽しみ！だそうです。

【冷蔵でお届け】軽井沢農園パティスリーから完熟いちごタルト5号

¥3,980税込

見栄えもきれいないちごタルトを楽しもう

いかがでしたか？

お店のように綺麗ないちごタルトを作るのはなかなかハードルが高そうに思えますが、ポイントさえ押さえれば、実は誰でもお店のような見栄えも楽しめるいちごタルトを作れるのです。タルトは見栄えも華やかなため、お祝いの席や、特別な日にもぴったりなケーキです。家族や大切な人の思い出に残る美しいケーキをぜひ愛をこめてつくってみてくださいね。