カラフルなひなあられ!色の意味と関東・関西の違いを丁寧に解説
雛人形やちらし寿司、はまぐりのお吸い物、ひし餅を準備して、全国の女の子がいるご家庭で行なわれているひな祭り。そしてカラフルな色のひなあられは、ひな祭りにはかかせいないお菓子ですね!
そのひなあられ、実は、関東と関西で違いがあるのをご存知ですか?
今回は、ひなあられについて東西の違いを解説していきます!知らずに違う地域のひなあられを口にすると「思っていた味と違う!」という状況になるかもしれません。こちらの記事で、しっかりと理解しておきましょう。
後半には、ひな祭りにも合う、お取り寄せスイーツをご紹介いたします!日本の文化であるひな祭りの意味や、由来を理解したら、よりひな祭りを楽しむことができるでしょう。
目次
ひな祭り(桃の節句)はなぜ行われていたのか
3月3日は桃の花の季節です。桃には魔除けのパワーがあると考えられています。ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれ、誕生した女児を祝福し、健やかな成長を願うための日です。親から子、そして孫へ、現代もなお受け継がれている文化ですね。
日本の四季を彩る五節句
桃の節句と言われるひな祭りですが、元々の名称は「上巳(じょうし)の節句」と言われていました。上巳の節句は江戸時代の五節句の一つです。
そもそも節句とは、「季節の節目となる日」のことを言います。五節句は、日本の四季を彩る代表的な節句になります。
- 1月7日・・・人日の節句(七草の節句)
- 3月3日・・・上巳の節句(桃の節句)
- 5月5日・・・端午の節句(菖蒲の節句)
- 7月7日・・・七夕の節句(星まつり)
- 9月9日・・・重陽の節句(菊の節句)
雛人形をなぜ飾るのか?
昔の日本では、厄を移す「ひとがた」を作り水に流して祓う風習がありました。「ひとがた」は、草木や紙で人の形に作られたものです。この「ひとがた」が立体的になったものを「立ち雛」と呼ばれ、立ち雛が雛人形の原型とされています。
雛人形をひとがたとして、川に流していたこともありますが、現在では雛人形を豪華に飾るようになりました。厄を水に流す代わりとして、雛人形を飾る事が厄を落とすと言う意味合いに変わっていったのです。
ひなあられを食べるのはなぜ?
江戸時代に遊びで広まっていた「雛の国見せ」が、ひなあられを食べる由来となっています。「雛の国見せ」とは、女の子たちが、雛人形を外に連れ出していた遊びです。
この「雛の国見せ」の際に、お菓子として持っていったものが、ひし餅を砕いて作ったひなあられだったのです。今でも雛壇にひし餅があるのは、このためだったのが分かりますね!
ひなあられの色の意味
ひなあられは、淡い色のついた可愛らしいお菓子です。女の子のお祭りだから、可愛らしい色を付けただけでなく、キチンとした理由があり色が付けられています。また、色の数にも意味を持っているのです。
それぞれの色の意味
ひなあられは3色か4色で作られています。
- 赤(桃色):血や命など、生命のエネルギー
- 緑:新芽が広がる大地の緑
- 白:雪で覆われた大地
- 黄色:紅葉を連想させる
基本の3食の赤、緑、白は、「自然のエネルギーによって女の子が健康に育ちますように」という願いが込められています。黄色が加わると四季を表し、「一年を通して過ごせますように」と、4色である意味が分かりますね。
関西、関東で違うひなあられ
冒頭でもお話ししましたが、関東と関西では、ひなあられの味も形も違います。
日本全国でひなあられは売られますが、その違いを知らずに、「これはひなあられ?」「いつも食べているものと違う」と敬遠してしまってはとても残念です。
双方の特徴を押さえて、東西の味わいを楽しんでみましょう!
味の違い
関東のひなあられは、淡い色で甘く砂糖をまぶしてあります。
一方の関西のひなあられは、塩や醤油を使いしょっぱいのが特徴です。関西は味のバリエーションが豊富で、エビやアオサを混ぜたものもあります。
東西の味の特徴で、関東は濃い口・関西は薄口と言われますが、ひなあられに限らず、地方によって味付けが変わる食品は多いですよね。
形の違い
関東は小粒なのに比べ、関西は丸い大きめの形です。
お米をふくらませる、いわゆるポン菓子に色をつけたのが関東のひなあられになります。なので、小粒のお米の形なのです。
関西は、切った餅を乾燥させて揚げて作るおかきになります。
ひなあられが違う理由は?
関東でひなあられが広まったのは、江戸時代に豊作を願って流行した「はぜ」が関係しています。「はぜ」はもち米を煎ったお菓子で、願いをこめてはぜをお供えするのが一般的でした。「はぜ」はポン菓子の元となっており、のちにひなあられとして食べるようになったとされています。
関西のひなあられの由来はまた違った理由があり、お釈迦様が亡くなった日の供養に、おかきをお供えしていたことが一説としてあります。またお坊さんが山で修行する際に、お供えされた餅で作ったお菓子を持参したことだとも言われています。
あられとおかきの違い
あられとおかきは、似たようなお菓子ではないですか?何が違うのかという疑問を、ここで解決しましょう!
結論から言うと、「大きさだけが違う同じ米菓子」です。
おかきは、もともともち米で作った鏡餅からきています。漢字で「御欠」と書くのは、固くなった餅の欠けらを焼いて食べる、鏡開きの行事が由来です。
欠けた餅なので「欠きもち」が本来の呼び名なのですが、神様へのお供物のため、「お」を付けて「おかき」と呼ぶようになりました。
あられはと言うと、つぶしたもち米を2~3cmほどのサイズに切ったもので、ほぼ大きさが揃っています。あられは漢字で「霰餅」と書きます。もち米を焼くと、膨張して霰のような形になる為、この名前が付いたと考えられています。
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カラフルなひなあられと美味しいスイーツを召し上がれ
ひなあられは、女の子の健康を願い、色を厳選して作られたお菓子でした。また、関東と関西で味の違いや形が違う理由も、昔からの風習によるものでしたね。
東西で違いはあるものの、日本の四季や文化を感じ、家族みんなで味わえるひなあられを食べて、健やかな一年を過ごしてください!
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