大人も子供も楽しめる！コーヒーゼリーの作り方【ゼラチンと寒天の違い】

ややほろ苦くもミルクの優しいコクが味わえるコーヒーゼリーは、子どもから大人まで幅広い世代から愛されているスイーツです。今回は、自宅で簡単にできるおいしいコーヒーゼリーの作り方を紹介します。ゼラチンと寒天の違いについても解説しますので、この記事を読めば、より好みに近いコーヒーゼリーが作れますよ。

ゼリーに合うコーヒーの種類やゼラチン・寒天の違いを解説

まずはおいしいコーヒーゼリーを作るために大切な、素材の選び方を解説します。市販のインスタントコーヒーや凝固剤で簡単に作れますが、素材にこだわることでよりおいしいゼリーが作れるので、覚えておくと便利です。

コーヒーゼリーに合うコーヒーの選び方

冷やして食べるコーヒーゼリーに使うコーヒーは、深煎りのコーヒーがおすすめです。香ばしいローストコーヒーの香りやすっきりした味になります。浅煎りのコーヒーは酸味の方が強いため、冷たいゼリーには向きません。

インスタントコーヒーの場合は、「フリーズドライ方式」で作られた商品がおすすめです。値段はやや高くなりますが、コーヒーの香りや味がしっかり感じられます。

「すでに自宅にあるインスタントコーヒーで作りたい」という方は、そのまま使用することも可能です。商品によっては、冷やすと香りや味が飛んでしまうので、通常よりも濃いめに抽出するなど工夫してみてください。

ゼラチンと寒天の違いや特長

コーヒーゼリーを作る際に、ゼラチンを選ぶか寒天を選ぶか、迷う方もいるでしょう。どちらもメジャーな凝固剤ですが、意外と仕上がりに差が出ることはご存知でしょうか？

一言で違いをまとめると、ゼラチンの方がくちどけが柔らかく滑らかです。
やや柔らかい仕上がりになるので、よりコーヒーの風味や香りを感じやすいです。ただし常温でも溶けだしてしまいます。完成したらすぐに冷蔵庫に入れるなど、保管方法に気をつけましょう。
また、ゼラチンは温度が高すぎると固まりません。50～60度のお湯に溶かすようにしてください。

一方で寒天は固まる力が強く、ゼラチンに比べるとしっかりした歯ごたえがあります。ほろっと崩れて歯切れが良い、ゼリーらしい食感です。ふやかす手間がないので、より簡単に作れます。
また、食物繊維が豊富なので、ダイエット中にもおすすめです。
寒天は90度以上の高温でないと溶けません。溶かす際はしっかりとお湯を加熱してから、寒天を混ぜてください。

コーヒーゼリーの作り方

寒天を使った作り方と、ゼラチンを使った作り方の2つをそれぞれ紹介します。好みや自宅にある材料に合わせて、使い分けてください。

ゼラチンで作るコーヒーゼリーの材料

ゼラチンでコーヒーゼリーを作る方は、以下のものを準備してください。

粉ゼラチン：4g
ゼラチンをふやかす水：24ml
水（常温）：300ml
インスタントコーヒー：10g
砂糖：40g

ゼラチンを使ったコーヒーゼリーの作り方

ゼラチンを使ってコーヒーゼリーを作る際の手順を紹介します。

1. ゼラチンをふやかす用の水に入れ混ぜる
2. 水の半量（150cc）、インスタントコーヒー、砂糖を入れて火にかける
3. よく混ぜながら、中火で加熱する
4. 沸騰直前で火からおろし、残りの水を入れて温度を下げる
5. ①を入れ、溶けきるまでしっかり混ぜる
6. 型に入れて、冷蔵庫で冷やし固める

寒天で作るコーヒーゼリーの材料

続いて、寒天でコーヒーゼリーを作る際に必要な材料を紹介します。ふやかす手間が少ない粉寒天がおすすめです。

粉寒天：小さじ1
水：300ml
インスタントコーヒー：10g
砂糖：40g

寒天を使ったコーヒーゼリーの作り方

寒天とゼラチンでは、作り方や温度管理が若干異なります。ぜひ手順を見ながら作ってみてください。

1. 鍋に水と粉寒天を入れ、2～3分おいてふやかす
2. かき混ぜながら、中火で加熱する
3. 沸騰したら砂糖を入れてしっかり混ぜ、弱火で2分ほど煮詰める
4. インスタントコーヒーを加える
5. 好みの濃さになったら火を止め、粗熱をとる
6. 型に入れて、冷蔵庫で冷やし固める

おすすめのアレンジ方法

コーヒーゼリーをさらにおいしく味わえる簡単なアレンジ方法を紹介します。

牛乳に入れる

作ったコーヒーゼリーをコップに入れて粗くかき混ぜて牛乳に入れるだけです。コーヒーゼリーのほどよい食感と牛乳のコクがマッチして、飲みやすく満腹感のあるドリンクになります。太めのストローで一緒に飲んでください。

はちみつや、少量のラム酒を加えてもおいしいです。牛乳の代わりにココナッツミルクにするとまた違った華やかな味わいになります。

簡単ティラミス風

マスカルポーネ、もしくは生クリームを加えて混ぜたクリームチーズをコーヒーゼリーの上に重ねます。最後にココアパウダーをふりかければ、ティラミス風のコーヒーゼリーになります。
コーヒーのほろ苦さと、チーズのまろやかさがマッチしたスイーツです。

甘党の方は、チーズに砂糖を大さじ2ほど加えるのがおすすめです。

カフェオレゼリー

コーヒーゼリーを作る際に、水の半分を牛乳に変更することで、苦みを抑えたカフェオレゼリーが作れます。子どもと一緒に食べたい方や、苦みが苦手な方におすすめのアレンジです。

また、コーヒーゼリーとカフェオレゼリーを2層にすることもできます。さらに生クリームなどをトッピングすれば、まるでパフェのようで見た目も綺麗です。

通販で購入できるコーヒースイーツ

コーヒーゼリーは自宅でも簡単にできますが、コーヒー味のスイーツはほかにもたくさんあります。そこで今回は、通販で購入できるコーヒースイーツを3つ紹介します。自宅で作るには手間がかかるスイーツも、通販を利用すれば簡単に食べられます。コーヒー好きにはたまらないスイーツばかりですので、ぜひチェックしてください！

Sasebo Coffee Tominaga

人気の「ブルーマウンテン」のなかで最もグレードの高い「ブルーマウンテンNO.1」を贅沢に使用したパウンドケーキです。丁寧に焙煎した豆をそのまますぐに使用しているため、ブルーマウンテンの深い味わいや香りがそのまま味わえます。

コーヒー風味が強く甘さ控えめなので、男性の方にも喜ばれるスイーツです。木箱に入っており高級感があるため、ギフトにもおすすめです。

coffeebeans & sweets Antique

コーヒーの風味が濃厚なシフォンケーキです。エスプレッソを使用しているため、コーヒー独特の香りと苦みがしっかりと感じられます。そのエスプレッソも、「フレンチロースト」と呼ばれる深煎りをした豆から抽出しており、酸味がほとんどありません。

コク深い味わいのエスプレッソと生クリームを混ぜ込んだ生地は、まるでカフェラテのような味わいです。細かく砕いたコーヒー粉がアクセントになっていて、噛むたびにコーヒーの香りがしっかり感じられます。
コーヒー好きにはたまらない、ほろ苦く大人向けのケーキです。

Rimo

2017年と2019年に、ジェラートの世界大会で優勝経験のあるシェフが手掛けるジェラートです。バニラやチョコといった定番のフレーバーから流行のピスタチオやラムレーズンなど、21種類のフレーバーから好みの6種類を選んで注文できます。

そのなかの1つであるコーヒー味は、苦味や香りのバランスが良いブラジル産の豆を使用しています。ほどよい苦みとミルクのコクがマッチした、大人向けの味わいです。
トウモロコシやハスカップなどの変わり種もあるので、ぜひいろいろなフレーバーを試してみてください。

好みの食感や味のコーヒースイーツを楽しもう

使用する凝固剤やコーヒー粉末の特徴を覚えておくだけで、好みに近いコーヒーゼリーを作れるようになります。また、店頭や通販でコーヒースイーツを買う際の参考にもなりますね。ぜひさまざまなコーヒースイーツを取り寄せて、違いを味わってみてください。

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