
菓子業界の業務効率化のための新サービス「店舗DX」とは?
店舗DX(デジタルトランスフォーメーション)は、オンライン化や業務効率化を進めるために欠かせない施策として注目されています。
Cake.jpでは菓子業界をとりまくあらゆる業務の効率化を目的に「店舗DX」というサービス名で、加盟店向けに様々なサービスをご用意しています。
この記事では、「店舗DX」の概要や提供されるサービスの詳細、そして導入によるメリット・デメリットについて紹介します。
目次
◆店舗DXとは?
店舗DXとは、店舗運営をデジタル化し、効率化する取り組みのことです。
SaaS(Software as a Service)やEC(電子商取引)を活用して、店舗業務をオンラインで管理し、業務効率を大幅に向上させることができます。
Cake.jpでは菓子店向けに業務の効率化と売上向上を実現するための周辺サービスを提供しており、店舗運営におけるさまざまな課題を解決しています。
◆店舗DXでできること
店舗DXを導入することで、さまざまな業務効率化や売上増加が実現できます。ここでは、具体的なサービスをご紹介します。
・材料発注システム
原材料や資材の発注をWeb上で簡単に管理できるシステムです。Cake.jpが小口注文を取りまとめることで、仕入れ価格を抑え、お得な会員限定価格を提供します。これにより、無駄な仕入れコストを削減し、安定した原材料の調達が可能になります。
・M&A仲介
後継者不在により閉店する人気菓子店と、継承意欲のある菓子企業のマッチングをサポートします。継承先企業にとって、売上拡大や新規領域(冷凍ケーキなど)への参入を希望することが多く見受けられます。
・販促(広告枠)
Cake.jpサイト内の目立つ場所(上位)に優先的に表示されることで、より多くのユーザーに発見されやすくなります。自店舗の認知度を高めるために、Cake.jp内での露出を増やすことができ、購入への導線を強化します。詳細は別記事にてご紹介しています。
さらなる売り伸ばしを希望される店舗には、リッチなLP制作やメルマガ・LINEを活用したCRM施策などカスタマイズの広告メニューもご用意しています。
・共同商品開発
Cake.jp内に蓄積されたデータを活用し、菓子の商品企画やデザイン制作を行い、ご提案します。販売は、双方の販路を活用して行い、新たな市場の開拓を目指します。これまで共同開発した商品の数々は、SNSやメディアを中心に話題化され、購買につながっています。
・早期入金サービス
最大45日早く売上代金を受け取ることができるサービスです。これにより、受注増加に伴う材料仕入れ資金や広告宣伝費を確保することができ、運転資金の安定化に繋がります。
・他にもこんなサービスをリリース予定!
– POSレジ
カンタンに使えるタブレットPOSレジです。Cake.jpが株式会社ユビレジと連携し、会計や売上管理業務の効率化を実現します。これにより、店舗DXの実現が加速します。
– 単発バイト
1日1名から行えるアルバイト紹介。菓子製造に特化した人材を募集し、簡易的な製造補助から製造業務まで対応できる人材を紹介します。人件費の変動費化により余剰人件費を削減し、採用面接の手間やコストも削減できます。
◆店舗DXのメリット・デメリット

・メリット
- 材料発注や販促活動をデジタル化することで、スタッフの手間を省き、業務効率化が図れます。
- 新たな市場の開拓を行い、事業の安定化が見込めます。
- 早期入金サービスを活用することで、運転資金の確保が容易になります。
・デメリット
- 一部サービスには、初期コストがかかる場合がありますが、その後の運用コストを抑えることができ、長期的には十分なROI(投資対効果)が見込めます。
- 新しいシステムを導入する際には、スタッフにトレーニングが必要となる場合があります。しかし、直感的に使えるUI(デザイン)でどなたでもご利用いただけるように常にアップデートをおこなっており、慣れると圧倒的に効率的な働き方を実現できます。
◆導入事例

・材料発注システム(パティスリーA社)
導入後改善されたこと
導入前は古くから取引のある各メーカーさんや問屋さんへのファックスや電話、web発注システムなどさまざまな方法で注文を行っていました。Cake.jpの材料発注システムは煩雑な作業が一本化されたうえに製菓製パン材料に特化された品揃えで同商品でも比較ができること、製品情報の質問や確認がしやすいこと、納期や仕入れ価格が分かりやすいことがメリットだと思います。
今後期待すること
今後は、原材料高騰に対して代替品の情報が比較検討しやすいサービスもあると嬉しいです。
・上位表示広告(パティスリーB社)
実施してみての効果
導入前から比べると約3倍注文数が増えたと感じます。特に新商品の場合は、まずはお客様に知っていただくことが重要だと実感しています。ECでは特に知っていただかなければ売れないので必要経費です。
どんな店舗が活用すべきか
個人店では1回3万円は大きな負担かもしれませんが、勝負したい商品、自信のある商品に関しては使うことをオススメします。
◆まとめ
まずは使ってみて、便利さを感じてみよう!
店舗DXを導入することで、業務の効率化や売上の増加が期待できます。特にモバイルオーダーや材料発注システム、早期入金サービスなど、すぐに活用できるサービスが揃っており、短期間で効果を実感できます。
まずは少しずつ取り入れてみて、自店の運営にどれだけ便利かを体感してみませんか?