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ういろうの材料って?地域ごとの違いも解説

ういろうの材料は、地域によって違いがあることをご存知でしたか?もちもち食感が魅力のういろうですが、その食感は材料によって様々な角度から魅力を発揮するのです。本記事ではそんなういろうの違いを徹底解説いたします。

もちもち食感が魅力!ういろうの作り方

米粉の画像
出典元:pixabay

ういろうは、主原料の粉の違いによって味や食感が異なります。どんな違いがあるのか確認していきましょう。

ういろうの材料

材料(2~3人分)

  1. 米粉 100g
  2. 砂糖 40g
  3. 塩 少々
  4. 水 160㏄

ういろうの作り方

  1. ボールに米粉(100g)、砂糖(40g)、塩(少々)と水を入れ、泡だて器で混ぜる。
  2. レンジOKの容器にラップをひき、1を流し込み、上にラップをかけて、レンジ600wで3分加熱する。
  3. 爪楊枝でさして、中まで火が通っていたら出来上がり。

美味しくなるコツ

  • 出来上がったら容器にラップをかけ冷蔵庫で冷まします。その後、水で濡らした包丁で食べやすい大きさにカットしてお召し上がりください。
  • もちっとした仕上がりになるには、きちんと火を通すことが大切です。2の工程をおこなったあとに容器を傾けてみて、はがれてくるようならきちんと火が通っている証拠。まだ火が通っていない場合は、容器を傾けてもべたついたままになります。その場合はレンジ600wで10秒ずつ確認しながら加熱し、最後まできちんと火を通していきましょう。

今回ご紹介をしたレシピは、電子レンジで加熱をしました。しかしういろう発祥の地では、米粉や砂糖、水飴などを練り合わせたものを蒸しあげて作る方法が一般的です。材料の混ぜ具合や蒸し上げる際の温度でも仕上がりは全く違ったものになるでしょう。本格的な作り方にも、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

主原料の粉の違い

主原料の粉は、作る地域によって異なるため味や食感も異なってきます。

ういろうの主原料で最も多いのが米粉です。うるち米からとれた米粉に砂糖や塩を加えて作ったういろうは、もちもちとした食感に仕上がります。

反して、わらび粉を主原料としたういろうは、もちもち感だけでなく、口に含んだ瞬間にぷるぷるとした弾力も感じることができます。ただし加熱しすぎると冷めてから硬くなってしまう原因となるので、手作りで作る場合には注意が必要です。

ういろうの起源や特徴

わらびの原料
出典元:pixabay

ういろうは、地域ごとに味や食感に違いがあることをご存知でしたか?その土地土地で愛されてきたういろうには、異なる魅力があるのです。続いてはういろうの起源や特徴を紹介します。

ういろうの起源

ういろうの起源は、室町時代に中国から伝来し、江戸時代に広まったことから始まります。

起源は諸説ありますが、色が外郎薬に似ていることから外郎と名付けられたという説と、陳宗敬の子、宗奇が京都に入る際に献上した外郎薬の口直しとして添えたお菓子に由来するという2つの説が通説です。

ういろうの産地は、山口、小田原が特に有名。しかし全国的に広まるようになったのは、戦後以降でした。はじまりは名古屋のとある和菓子店が、戦後の混乱に巻き込まれ資金調達に苦しむ中、原料調達に困った末、ういろうなどの和菓子づくりをしたことがきっかけ。そして血の滲むような経営努力が身を結び、新幹線開通の際に車内販売されたことで、 全国的に知名度をあげることとなったのです。

ういろうの特徴

ういろうは、もっちりとした食感やずっしりとした重量感が特徴です。しかし産地によって、主原料の違いや入れる材料が異なるため、味や食感がどれも同じものはありません。

ういろうは、材料や作り方がとてもシンプルなので、アレンジもしやすいです。ただし温度や水分の量で仕上がりが変わるとても繊細なお菓子です。

それゆえに、自分で作る際には材料の配合を変えたり、加熱する工程での作業を変えてみたりするのもとても面白みがあるでしょう。

山口の小田原のういろうの違いは?

山口と小田原のういろうは、主原料が違います。

山口ういろうの主原料は、わらび粉。わらびの根はかつてのりの原料でした。

そのため、わらび粉を使用したういろうは、もちもち感に加え、口の中に入れたときにぷるぷるとした食感があるのが特徴です。

また、山口ういろうは原料に小豆を使用しています。他の地域のように砂糖で甘さを加えたういろうとは違い、自然の甘さや素朴な深い味わいを感じられるのが魅力です。

他にも山口には生ういろうという銘菓があります。生ういろうは日持ちしませんが、食感、風味ともに非常にレベルが高く、遠くからわざわざ足を運ぶ人がいるほど人気の和菓子です。

小田原のういろうは、外郎家の薬屋が作る薬のことです。もともと外郎家は薬師の家系で、この家系に伝わる「透頂香(とうちんこう)」という薬のことを指します。現在も外郎家の末裔である小田原家が小田原市で、ういろうを製造・販売しています。

小田原ういろうは、米粉を主原料とするため、もっちりとした食感が魅力的。食感に加え、上品な甘さが特徴で、とてもさっぱりとした味わいです。

小田原には、お菓子と薬の起源や、歌舞伎十八番「外郎売」との関係を知ることのできる外郎博物館があります。小田原のういろうは、歴史を感じることのできる銘菓です。名前の由来や伝統を感じながら楽しんではいかがでしょうか

cake.jpで購入できる和菓子

テーブルの上に載った和菓子と湯吞み茶碗
出典元:Unsplash

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グルテンフリー&ヴィーガンスイーツ ベイクドようかん湖々菓楽《ヴィーガンスイーツ》

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伝統的な和菓子は手土産に最適

テーブルに載ったきゅうすと湯吞み茶碗、和菓子のセット
出典元:Unsplash

本記事では、「ういろうの作り方」や「ういろうの起源や特徴」を紹介しました。実は、ういろうの他にも、その土地土地で愛される銘菓はたくさんあります。

通販なら、なかなか買いにいくことのできない遠方の銘菓を自宅でも気軽に味わうこともできますし、伝統的な和菓子は手土産に最適です。ぜひ気になった商品がある方は試してみてくださいね。

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