トマト祭りとは?お祭り情報や自宅で楽しめるトマトスイーツをご紹介
毎年スペインで「トマトを投げ合うお祭り」が開催されていることをご存じでしょうか?
トマト祭り(ラ・トマティーナ)とは大量の完熟トマトを人々が投げ合うお祭りで、スペイン国内のみならず世界中から毎年参加者が集まります。
トマト祭りに参加したいと思っても距離や時間、費用のことを考えると現地に行くのは難しいもの。
今回はトマト祭りの情報のほか、自宅で楽しめるトマトスイーツなどについてご紹介します。
目次
トマト祭り(ラ・トマティーナ)ってどんなお祭り?
トマト祭り(ラ・トマティーナ)とは、120万トン近くの完熟トマトを人々が投げ合うお祭り。
毎年8月最終水曜日にスペイン東部に位置するブニョールという街で開催され、世界中から多くの人々が集まります。
起源は野菜スタンドでの喧嘩!?
そもそもなぜトマトを投げ合うお祭りが生まれたのでしょうか。
トマト祭りの起源はいくつかあり、中でも以下の2つが有力とされています。
- 野菜スタンドで喧嘩が勃発し、トマトを投げ合ったことからトマト祭りが生まれた
- 町の政治に不満を持った住民たちが、町議会議員に抗議としてトマトを投げつけた
以前は住民たちがトマトを用意し、小規模に開催されていました。
しかし、住民たちの行動が年々過激になり、1951年に逮捕者が出る事態が発生。数年間トマト祭りの開催自体が禁止されてしまいました。
不満を持った住民たちが棺桶にトマトを詰めて抗議を行った結果、安全にお祭りを開催できるようにいくつかルールが設けられ、トマト祭りが復活!
現在トマト祭りは世界的に有名になり、毎年4万人近くの参加者が集まるようになりました。
開催地「ブニョール」はこんな街!
トマト祭りの開催地、ブニョールはスペイン東部のバレンシア州に位置し、人口が1万人足らずの小さな町です。
町内にはブニョール川やラス・カブリーリャス山地、マラカラ山地など雄大な自然が広がっています。
トマト祭りのスケジュール
トマト祭り=トマトを投げるだけと思われがちですが、実はそうではありません。
トマト祭りは前夜祭から始まるんです。トマト祭りのスケジュール全体をご紹介します!
前夜祭
前夜祭はトマト祭り当日と同じくらい盛り上がるものです。
中心部の広場に簡易遊園地やたくさんの屋台が設けられ、世界中から集まった参加者たちは目が合ったらハイタッチ!
お祭りを翌日に控え、高ぶる気持ちを抑えながら人々は飲んだり踊ったりしてお祭り前夜の空気感を楽しみます。
パロ・ハボン(当日朝)
パロ・ハボンとは、長い棒の先端部分に取りつけられた生ハムを争奪すること。
棒全体は石鹸で湿っているため、よじ登ろうとしても滑ってしまいます。
見事に生ハムを手にした参加者は大きな拍手を浴び、その日のヒーローに!
「誰かが生ハムを手にするまでトマト投げは始められない」というルールがあるため、パロ・ハボンもトマト祭りの見どころの一つです。
トマト投げ開始(11時ごろ)
パロ・ハボンで誰かが生ハムを手にすると、参加者たちは「ト・マ・テ!」とトマトを求めて叫び始めます。
すると、トラックに山積みにされたトマトが市役所前に用意され、花火を合図にトマト投げがスタート!
トマト祭りの会場はブニョールの街全体。狭い路地でも人々はトマトを投げ合うため、建物が赤く染め上がります。
トマト投げ終了(13時ごろ)
トマト投げ開始から2時間程度すると、市役所の職員たち散水ホースを手に持って現れます。
これによってトマト投げは終了です。
参加者たちは仮設シャワーや散水ホースによって体についたトマトを洗い流します。
トマト祭りに参加するために知っておきたいこと
トマト祭りを楽しむためには、これからご紹介する内容をしっかりと把握しておくと◎
トマト祭りに参加するために知っておきたいことには、一体どのようなことがあるのでしょうか。
瓶や缶などの持ち込みは禁止!
お祭りを安全に楽しむために、会場内へ瓶や缶を持ち込むことは禁止されています。
会場となるブニョールは非常に小さな町で、2万人を超える参加者が集まるため、会場は非常に過密状態になります。
参加者たちはお祭りの熱気で興奮状態であるため、中には一触即発なんてことも。
危険物の所持が発見された場合、会場内への立ち入りが禁止されるだけではなく、罰金が課されることもあるため注意しましょう。
荷物預かり所を利用する場合であっても財布内に大金はNG
お祭りの期間中、ブニョール市内に有料の荷物預かり所が設置されます。
「荷物預かり所だったら安心」と思ってしまいがちですが、荷物預かり所であっても荷物の紛失が発生したケースも。
荷物預かり所を利用する場合、最低限の荷物だけを預けるようにし、パスポートや大金はホテルの金庫などに保管するようにしましょう。
水泳用のゴーグルがあると◎
トマト祭り中はどこからともなくトマトが飛んでくるもの。
トマトの汁が目に入るとしみるため、水曜用ゴーグルを装着すると◎
服装は男女ともにショートパンツやTシャツ、水着といったラフな恰好で臨むのが基本です。
自宅で楽しめる!トマトを使ったおすすめのスイーツ3選
「トマト祭りに参加したい!」と思っても、実際に現地へ行くことは難しいでしょう。
そこで今回は自宅にいながらトマトを美味しく堪能できる、おすすめスイーツをご紹介します!
完熟トマトを丸ごと使用!トマトゼリー(パティスリーWAKANA)
岡山県産完熟フルーツトマトのジュレ「まっかなときめき」9個入
¥4,110税込
完熟トマトのみを使用したトマトゼリー『まっかなときめき』。
口に入れるとゼリーがすっと溶けていく口当たりの良い食感が特徴的です。
凍らせて食べるとシャーベット状になるため、食べ比べを楽しむことができます。
トマト農家直送!トマトタルト(トマトの村)
【トマト農家直営】定番パイとタルトのお惣菜セット!
¥3,500税込
高知県の指定農家で育てられた栄養満点のトマトを使用したトマトタルトです。
定番メニューである「ミートトマトパイ」のほか、トマトとチーズのコンビネーションが絶妙な「トマトチーズパイ」、新鮮なトマトと玉ねぎをふんだんに使用した「トマトオニタルト」、バジルのアクセントがたまらない「トマバジタルト」をセットでお届け!おやつだけではなく、お惣菜にも◎
新鮮トマトを使用!トマトの生ジェラート(ベジターレ)
とれたて野菜と果実の生ジェラート
¥3,348税込
新鮮なトマトをそのままジェラートにした逸品です。
野菜は選抜された日本各地の農家から直送されてくるものだけを使用し、ジェラートのベースは熊本県・阿蘇の大自然で育ったジャージー牛のミルク。
果肉をふんだんに使用しているため、食べ応え抜群です!
まとめ
今回はトマト祭りの情報や、自宅で楽しめるトマトスイーツなどについてご紹介しました。
トマト祭りは「ラ・トマティーナ」としてスペイン国内だけではなく、世界中から参加者が集まる大規模なお祭り。
日本からスペインへ直行便がありますが、簡単には行けない距離です。
少しでもトマト祭りの気分を味わうためにおすすめなのが、今回ご紹介したようなトマトスイーツを味わうこと。
おうち時間が増えた今だからこそ、トマトスイーツをお取り寄せしてゆっくりと過ごしてみるのはいかがでしょうか。