クリスマスに人気！シュトーレンとは？意味・食べ方・おすすめ商品を紹介

クリスマスシーズンになると、パン屋やパティスリーで「シュトーレン」をよく見かけるようになります。シュトーレンは、ドイツ生まれの伝統的なクリスマス菓子です。

焼き上げたあとに少しずつ熟成させることで、日が経つごとに味わいが深まるのが特徴です。そのため、クリスマスまでの期間をゆっくりと楽しみながら食べることができます。

この記事では、シュトーレンの特徴や種類、食べ方、保存方法について解説します。

シュトーレンとは？

シュトーレン（Stollen）は、ドイツ発祥の伝統的なクリスマス菓子です。ドライフルーツやナッツをたっぷり練り込んだ生地を焼き、粉砂糖で全体を覆った姿が印象的で、日本でもクリスマスの時期に人気を集めています。

「Stollen」という言葉はドイツ語で「坑道」を意味し、雪がかかったような白い見た目が「幼子イエスを包んだ布」や「トンネル」に似ていることから名付けられたといわれています。

ドイツではアドベント（クリスマス前の約4週間）の間に少しずつスライスして食べる習慣があり、家族や友人と一緒にクリスマスまでの時間を楽しく過ごす特別な菓子です。

シュトーレンの特徴

シュトーレンの大きな魅力は、時間とともに深まる味わいです。焼き上げた直後よりも、バターや洋酒が生地全体にしみ込み、1〜2週間経つとしっとりとしてコクが増していきます。

表面にまぶした粉砂糖は甘さを加えるだけでなく、乾燥を防いでシュトーレンの日持ちを良くする役割も果たします。

ドライフルーツの自然な甘みや、スパイスの香り、ナッツの食感が絶妙に調和し、クリスマスまでの期間、少しずつ変化する味を楽しめることが、世界中で親しまれる理由です。

シュトーレンの種類

シュトーレンは、使う材料や作り方によってさまざまな種類があります。

ここでは代表的な4タイプをご紹介します。好みに合わせて選ぶと、より楽しみが広がります。

クラシックタイプ（ドライフルーツ＆ナッツ入り）

もっとも伝統的なシュトーレンです。洋酒に漬けたレーズンやオレンジピール、レモンピール、ナッツなどを生地にたっぷり混ぜこみ、バターで焼き上げて粉砂糖をまぶします。

しっとりした食感とスパイスの香りが特徴で、時間が経つほど味わいが深まります。ドイツでは「クリストシュトーレン（Christstollen）」とも呼ばれ、昔から親しまれています。

マジパン入りシュトーレン（マルチパンシュトーレン）

生地の中心にアーモンドペースト（マジパン）を包んで焼き上げたタイプです。アーモンドのコクと甘みが生地全体に広がり、しっとりとリッチな味わいを楽しめます。

ドイツ・ドレスデン地方で作られる「ドレスデンシュトーレン」もこのタイプが多く、贈り物としても人気です。洋酒との相性も抜群で、特別感を楽しみたい方におすすめです。

ショコラシュトーレン

チョコレートやココアパウダーを生地に練り込み、さらにチョコチップやナッツを加えたアレンジタイプです。

クラシックタイプより甘く、チョコレートの濃厚な風味が味わえるので、お子さまやチョコレート好きな方に好評です。最近では、ラムレーズンやオレンジピールと組み合わせた大人向けのフレーバーも登場しています。

和素材・アレンジタイプ

日本では、抹茶やさつまいも、栗、あんこなど、和の素材を使ったオリジナルのシュトーレンも増えています。

見た目も華やかで、各ベーカリーやパティスリーの個性が光るジャンルです。伝統の味に和のエッセンスを加えた新しいスタイルとして人気が高まり、お歳暮やクリスマスギフトにもおすすめです。

シュトーレンの食べ方と保存方法

シュトーレンは、焼きたてよりも少し寝かせてから食べるとさらに美味しくなります。ドイツでは、クリスマスを待つ「アドベント」の期間中、毎日少しずつスライスして味の変化を楽しむ風習があります。

日が経つにつれて、バターや洋酒、スパイスが生地になじみ、しっとりした食感と豊かな風味を感じられるようになります。

食べ方のポイント

カットするときは、中央から両端に向かって切るのがおすすめです。端から順に切ってしまうと断面が乾燥しやすくなりますが、中央を残すことで最後まで風味を保てます。

また、食べる前に常温に戻すと、バターの香りがより際立ち、しっとりとした食感になります。

保存方法

シュトーレンは常温で2〜3週間ほど日持ちします。保存する際には次のようにしてください。

• カットした断面を合わせてラップでしっかり包む
• 乾燥を防ぐため、ラップの上からさらにアルミホイルや保存袋に入れる
• 直射日光や高温多湿を避けて、冷暗所で保管する
• 長く保存したい場合は、冷蔵や冷凍も可能（冷凍なら約1か月保存できます）

冷蔵・冷凍保存した場合は、食べる前に常温に戻しておくと、より美味しさを感じられます。

Cake.jpでお取り寄せできる！人気のシュトーレン6選

ここまでシュトーレンの由来や種類、食べ方についてご紹介してきました。ここからは、業界最大級のケーキ・スイーツの通販サイト「Ⅽake.jp」でお取り寄せ可能な人気のシュトーレンを厳選してご紹介！

素材や風味、サイズもさまざまで、ご自宅用はもちろん、クリスマスギフトとしてもおすすめです。

【ベルグの４月】シュトーレン クリスマス2025

ナッツを贅沢に練り込んだ生地に、焼き上がり直後たっぷりの発酵バターを染み込ませた、リッチな味わいのシュトーレンです。

スパイスとバターの芳醇な香り、ナッツの心地よい食感が広がります。薄くスライスして少しずつ、クリスマスまでの特別な日を味の変化を味わいながらお楽しみいただけます。

【La maison JOUVAUD（ラ・メゾン・ジュヴォー）京都祇園店】シュトーレンナチュール ２０２５クリスマス

ラム酒に3か月漬け込んだドライフルーツと香ばしいナッツを贅沢に練り込んだ、本格派のシュトーレンです。

フランスAOP発酵バター「PAMPLIE」をたっぷり染み込ませ、濃厚で奥行きのある味わいに仕上げました。価格以上の満足感をお届けする、自信の逸品です。

【京王プラザホテル】「抹茶シュトーレン＜雅＞」 1個（約13cm）

濃厚な抹茶生地にたっぷりのマジパンを合わせ、和栗の甘露煮や丹波産黒豆、手亡豆（てぼうまめ）など和素材を贅沢に詰め込んだ、和テイストのシュトーレンです。

仕上げには和三盆をまとわせ、上品でまろやかな甘さを実現しました。豊かな風味が重なり合う、贅沢で奥深い味わいをお楽しみください。

【LT by LOUANGE TOKYO】シュトーレン クリスマス2025

厳選ドライフルーツを贅沢に使った、華やかなクリスマス限定シュトーレンです。独自の配合で発酵させた生地でふわっと軽やかな食感を楽しめます。

中には、ホワイトラムに漬け込んだ国産ドライフルーツ（シャインマスカット・巨峰・クランベリー・アプリコット・オレンジ・グレープフルーツなど）がたっぷりと混ぜ込まれています。芳醇な香りと上品な甘酸っぱさが広がり、年齢を問わず食べやすい仕上がりです。

【パティスリーラヴィアンレーヴ】クリスマス シュトーレン

ラム酒にじっくり漬け込んだいちじく、レーズン、アプリコットなどのセミドライフルーツを贅沢に練り込み、本場仕込みの製法で焼き上げています。

ジャパン・ケーキ・ショー東京で優勝経験を持つ北西シェフによる、素材の魅力を最大限に引き出した逸品で、クリスマスの贈り物にも最適です。

【maaco】大吟醸酒粕の熟成シュト－レン(ショコラオレンジ) 1本 クリスマス2025

大吟醸酒粕を生地に練り込み熟成させた、人気シリーズのショコラオレンジシュトーレンです。

自家製オレンジコンフィチュール、アーモンド、フランス産ダークチョコ、宇和島産オレンジチップスを贅沢に混ぜ込み、ココアと北海道産バターで風味豊かに仕上げました。

シュトーレンは熟成を楽しむクリスマスの伝統菓子

シュトーレンは、ドイツで長年親しまれてきたクリスマスの伝統菓子です。ドライフルーツやスパイス、ナッツの風味がじっくり生地にしみこみ、熟成によって深まる味わいが最大の魅力です。

近年では、クラシックタイプだけでなく、マジパン入りやショコラ、和素材を使ったバリエーション豊かなシュトーレンも登場しています。

ご家庭でゆっくり楽しむのはもちろん、贈り物としても喜ばれる一品です。