溶けないアイスの仕組みって?人気おすすめ商品も
普通のアイスは溶けるものだというのが一般的なイメージですよね。しかし実は「溶けないアイス」もあるのをご存知ですか?アイスが溶けないなんて、すごく不思議ですがいったいどんなアイスなのでしょうか。今回は溶けないアイスの仕組み仕組みや、国内で販売している溶けないアイスの人気おすすめ商品を紹介します!
目次
溶けないアイスの仕組みとは?
アイスは溶けるものというのは昔ながらの考えです。最近はいろんな素材や成分を使った溶けないアイスが考案されています。溶けないアイスの仕組みを解説していきます。
①葛粉(くずこ)を使用する場合
葛粉(くずこ)は植物の「葛(くず)」から採れるデンプンです。葛粉のデンプンの成分がアイスの元となる液体をしっかり固まらせるため、ドロッと溶けることがない不思議な食感の溶けないアイスができます。
時間が経って温度が高くなると、最初のシャリシャリした食感から、ゼリー状になるのが特徴です。葛を使用したアイスは、一度柔らかくなっても凍らせると再びアイスになります。
②寒天を使用する場合
寒天は海藻の「テングサ」などから採れる粘液質な成分ですね。熱で溶かして一度固める、70度になるまでは溶けないという性質があります。よって真夏でも室温で溶けてしまうことはまずありません。
寒天は粉寒天や棒寒天など、いろんな種類のものがスーパーにも並んでいます。よく似た成分の「ゼラチン」は寒天よりも溶けやすいため、溶けないアイスには向きません。
③イチゴポリフェノールを使用する場合
さらに特殊な成分である「イチゴポリフェノール」を使用した溶けないアイスも有名です。これは金沢大学の教授たちが開発した特殊な成分で、後ほど紹介する「金座和アイス」に使用されています。
イチゴポリフェノールはイチゴの果汁から採れる成分で、含まれる脂肪がアイスの原液の水分をしっかり包み込んで溶けないようにする効果があります。
④おから&米粉を使用する場合
日本で古くから食べられている「おから」や米粉を使った溶けないアイスもあるのもご存知でしょうか?こちらは日本海藻食品研究所が開発した「溶けにくいソフトクリーム」などに使用されています。
おからの食物繊維と、米粉のアミロペクチンという成分の細かい網目の構造がアイスの原液を閉じ込めて水分を流れにくくする働きをします。
⑤その他の溶けにくいアイス
他にも全国にはさまざまな成分や技術を使った溶けにくいアイスがあります。たとえば卵や生クリームで作る泡状のムースでできたアイスや、杏仁豆腐などをアイス状にしている商品も人気です。さらに安定剤や乳化剤で溶けにくくしているアイスなどもあります。
これらの工夫が施されているアイスは商品のアピールポイントに「溶けにくい」「まったく溶けない」「アイスそっくり」などと宣伝されていますので、ぜひ一度食べてみてはいかがでしょうか。
メディアでも話題沸騰!人気の溶けないアイス3選
溶けないアイスは夏になるとよくテレビや雑誌などでも話題になっています。全国にはさまざまな趣向をこらした溶けないアイスが販売されていますね。人気の溶けないアイスを3選紹介します!
【五穀祭菓 をかの】葛キャンディアイス
「五穀祭菓 をかの」は創業明治20年の超老舗のお菓子屋さんです。名物の「葛キャンディアイス」は葛粉100%の「本葛」をじっくりと練り上げ、雑味のない味に仕上げています。また葛アイスは舌触りが非常になめらかでさっぱりした甘さで、お年寄りでも食べやすいことで人気です。
商品は職人が手作業ですべて手作りし、気温や湿度に応じて火加減などを微調整しているため1年中最高の美味しさを味わうことができます。味は6種類(苺ミルク、パイン、ホワイトレモン、みかん、あずき、甘酒)あり、6年もの時間をかけて選び抜いた厳選素材を使用しています。
こちらの商品は冷凍保存で賞味期限は半年もあります。テレビや新聞などのメディアでもよく紹介されている本格的な葛キャディアイスをゆっくりお楽しみください。
【五穀祭菓 をかの】
住所:埼玉県桶川市南1-6-6
TEL:048-771-1432
営業時間:10:00~18:00(火曜日~日曜日)
【善収庵 大こくや】くずバー
「善収庵 大こくや」は埼玉県さいたま市で創業50年を超える老舗の和菓子屋です。こちらのお店の「くずバー」も材料に葛を使用しており、溶けないアイスとして人気になっています。「くずバー」の味の種類は抹茶、マンゴーみかん、ラムネ、白桃など全部で12種類です。牛乳や卵は使用していないため、アレルギーがある場合なども食べやすいのが特徴ですね。
フルーツの果肉と果汁がたっぷりで甘酸っぱくて美味しい「くずバー」は、時間が経つとシャリシャリ食感が柔らかいソフトな食感に変化して1つで2つの食感を楽しめます。
【善収庵 大こくや】
住所:埼玉県さいたま市中央区本町東2-17-2
TEL:048-856-0007
営業時間:10:00~19:00
【金座和(かなざわ)アイス】金座和アイス
「金座和(かなざわ)アイス」は他では味わうことができない「イチゴポリフェノール」を使用したアイスを食べることができます。金沢の本店以外に東京の原宿にもお店があり、こちらも連日大盛況で賑わっていますね。
「金座和アイス」は天然素材だけを使用しており、食感は「ふわふわ」「もっちり」「シャリシャリ」で食べるごとに舌触りが変わります。炎天下の中で食べても溶けない不思議なアイスはSNSでも大人気となっています。
【金座和アイス 金沢東山本店】
住所:石川県金沢市東山1丁目5-5
TEL:076-208-5777
営業時間:10:00~17:30
Cake.jpでも買える!人気の溶けないアイス3選
全国の有名な洋菓子店などからスイーツをお取り寄せできる「Cake.jp」!溶けないアイスはCake.jpでもお取り寄せ可能です。Cake.jpで人気の溶けないアイスを3つ紹介します。
【フランベ金沢鞍月店】話題の溶けないアイス「葛アイスバー」
「葛アイスバー10本セット
¥4,950税込
「フランベ金沢鞍月店」は金沢市にある現代アート風デザインのオシャレな洋菓子店&カフェです。こちらのお店の溶けないアイスには葛を材料に使用し、オーナーこだわりの自然派素材だけを使って体にも優しいアイスに仕上げています。
「フランベ金沢鞍月店」の「葛アイスバー」は、プルプルでもっちりした食感と、独特なシャリシャリのシャーベットのような歯ざわりにハマる人も続出中です。味は10種類(フルーツミックス、マンゴー、苺、みかん、ブルーベリー、巨峰、パイナップル、ラムネ、桃、抹茶)あるので、お友達や家族みんなでシェアして食べるのもおすすめです。葛はお腹に溜まるため満足感があって低カロリーなのも魅力ですよ!
【金澤寿翁軒(かなざわじゅおうけん)】フルーツ王国わかやまの溶けない「アイスくずバー」
フルーツ王国わかやまの溶けない「アイスくずバー」9本入り
¥2,700税込
「金澤寿翁軒(かなざわじゅおうけん)」は明治40年創業、現在は4代目がお店を支えている老舗の和菓子店です。こちらのお店も葛を使用して溶けないアイスバーを販売しています。
「金澤寿翁軒」の溶けないアイスは味の種類は9種類(ストロベリー、ピーチ、ブルーベリー、みかん、ぶどう、和梨、レモン、びわ、梅)です。メイン素材のフルーツはすべて和歌山県の名産品を使用しています。保存料は使用していないため、ジューシーなフルーツの美味しさをそのまま味わうことが可能です。
【Cake.jpオリジナル】テンミニーツ パルフェ(ハンディケーキ)
テンミニーツ パルフェ (ハンディケーキ)4本入り
¥3,000税込
「テンミニーツ パルフェ(ハンディケーキ)」はテレビでも紹介されたアイスにそっくりのケーキです。2022年の夏に新発売されたCake.jpオリジナル商品になります。全部で4種類(ショートケーキ、モンブラン、ムースショコラ、フランボワーズ)の詰め合わせで、見た目も可愛くてパーティーなどにも最適!
冷凍から解凍時間わずか10分で食べ頃になるため、来客時のおもてなしにもおすすめです。見た目はアイス、食べたらケーキの新感覚のスイーツをぜひ食べてみてください。
不思議な溶けないアイスで楽しいオヤツタイムを!
ちょっと不思議な溶けないアイスは子供も大人もワクワクしますね。暑い真夏でも食べられる美味しい溶けないアイスで楽しいオヤツタイムを過ごしてください♪