‟好き”を見つけるのが得意な、ぼる塾・田辺さんと推し活談義

大人気お笑い第7世代「ぼる塾」のメンバー田辺智加さんは、アイドル、マンガ、アニメ、スイーツ・・・と多方面で推しを見つける、推し活の達人としても有名です。そんな田辺さんに、推しの見つけ方や推し活ライフについてスイーツを食べながら、お話を伺いました。

「いったんやってみる」の精神で、「好き」の幅を広げる

ー先日のホワイトデー特集のインタビューの際にも感じましたが、本当にご自身の好きなものを見つけるのがお上手だなという印象をもっています。

「最初は全然そんなことなかったんですよ。自分が何が好きなのか、何に興味があるのか、何が得意なのか、全然わからない人間でした」

ーそれは意外です。現在の”好きを見つける達人”になるまでのターニングポイントって何かあったんですか？

「自分では自分のことがよく見えないけど、友達がわたしのことをよく分かってくれてたんですよね。田辺さんはこういうのが好きなんじゃない？こういうことするのが向いてるんじゃない？と提案してくれて。その言葉に耳を傾けるようになってから変わったなあと思います。」

ー実際にどんな提案があったんですか？

「今育休中のぼる塾の酒寄さんからポエムをやってみたらと薦めてもらったことがあります。”田辺さん、絶対向いてるよ！”とおススメされたのはいいものの、最初は全然続かなくて。でも、酒寄さんに、書いたポエムを送ってみたら、すごく面白いと褒めてくれたんです。そんなに褒めてくれるなら、じゃあ続けてみようかなと前向きになれたんです。その後もチャレンジをしてはやめての繰り返しでしたけど、そうこうしているうちに好きなものや得意なものというのが分かるようになりましたね。」

ーたしかに、褒められると、続けてみようという気持ちになりますよね。自分の好きなことを見つけるのが苦手な方は、身近な人のアドバイスに耳を傾けてみることをおすすめできそうですね。

「そうですね。あとは、自分の好きが見つけられない方は、自分へのハードルを自然と高くしちゃってるんじゃないかなと思います。私自身が当てはまっていたのでよく分かるんですが、言い訳しちゃうんですよね。私には向いてないから…といって。やりもせず諦めるのではなく、いったんやってみる・飛び込んでみるのが大事だと思います。」

仲間が見つかって、さらに楽しさが加速した推し活の想い出

ーいざ好きなものに出会っても、なかなか自己開示できないという話をよく耳にします。

これは推し活にも繋がる話だと思うんですが、今でこそ推し活の認知は広がりましたが、まだまだ自分の推しについて公言するのを恥ずかしがったり、ためらってしまったりする人も多いような気がします。

「分かります。私も高校時代、推しがいたんですが、最初は私も恥ずかしくて周りの友達に内緒にしていました。」

ー今はオープンにされていますよね？なにかきっかけがあったんですか？

「高校時代に、推しが出演する番組収録に行くというのが、私の推し活のスタートだったんですが、そこで同じ推しがいる仲間と出会えたことが大きいかなと思います。20年経ってますが、今でもその仲間とは仲良しです。ちょっと行動してみたり、周りに開示すると仲間が増えて、新たなコミュニティができるんです。学校以外の場所で、自分の好きなものを共有できる友達がいたのは心強かったです。学校で嫌なことがあったときにも心の支えになってくれました。」

ー先ほどの”まずは行動してみる”というお話に繋がりますね。

「そうですね。私の場合は割と早い段階で、周りに公言して、受け入れてくれる仲間がいるんだ！ということに気付けたのでラッキーだったとおもいます。自分の推しについて周りに言うか、言わないかって難しいですよね。でも最近は、みんな堂々と好きと言える風潮になってきて良かったなと思います。」

推し活に優しい世界になったと思う

ー”推し活”というワードが2020年頃から流行りだし、今では当たり前に聞くワードになりましたよね。田辺さんはどんな”推し活”をされていますか？

「私の場合、今は推しが出演している番組を見たり、グッズを買ったりするくらいで。皆さんがやってる生誕祭っていうのにチャレンジできてないんです。見ていてすごくいいな～と思うんですよ。SNSで亀梨（和也）さんのファンの方が、デコレートしたケーキで生誕祭しているの見て素敵だな～と思ってます。」

ー田辺さんと言えば、亀梨さんという印象があります(笑)

「そうですよね。もう24年間も好きなので、人生の半分以上推してます(笑)自分を語るとなったときに、絶対に亀梨さんがなくてはならない存在なんです。」

ー24年間！それはすごい！是非田辺さんにも生誕祭にチャレンジいただきたいです。

「やってみたい気持ちはすごくあります。ただ、センスが・・・目に見えているので・・・(笑)でも、今はサポートしてくれるサービスが増えましたよね。昔は全部自分で作ったりしなきゃいけなかったけど、今は色を選んで、メッセージを選んでというだけで簡単にオシャレな推し活ケーキができるのはいいなと思います。そういう意味では推し活に優しい世界になったなと思います。」

ー確かにそうですね。Cake.jpでも推し色にカスタマイズできるケーキがとても人気です。デザインの種類も豊富でこれを機に是非チェックしてみてください！

「はい、ありがとうございます！チェックしてみます！」