ホットケーキミックスで簡単！鬼まんじゅうの作り方

名古屋をはじめ、東海地方で長く愛されてきた隠れ名産物の「鬼まんじゅう」をご存知ですか？さつまいもを角切りにしたものを混ぜた素朴な味わいの蒸しまんじゅうです。

実はこの「鬼まんじゅう」、ホットケーキミックスをつかって簡単につくることができるってご存知でしたか？さつまいもが余ったときにささっと作れるようになれば、おいしいお茶うけやデザートになってくれます。

この記事ではホットケーキミックスをつかった「鬼まんじゅう」の簡単な作り方をご紹介するので、ぜひあなたのおやつの定番に「鬼まんじゅう」を加えてみてはいかがでしょうか？

鬼まんじゅうとは？

鬼まんじゅうは、名古屋をはじめとした東海地方で長い間愛されてきた郷土菓子です。角切りにしたさつまいもが小麦粉の餅で包まれたおまんじゅうで、基本的に餡は入っていません。名前には「鬼」がついていますが、ふかし芋のような懐かしく優しい味わいです。

鬼まんじゅうの名前の由来

優しい味わいにも関わらず「鬼まんじゅう」と名付けられているこちらのおまんじゅう、いったいどうしてこんなに強そうな名前がつけられたのでしょうか？

「鬼まんじゅう」という名前の由来は、角切りのさつま芋がのぞく様子が、鬼の肌や鬼が持っている金棒を連想させることからこの名がついたそうです。

また、鬼まんじゅうの起源ははっきりとはしていませんが、愛知県は戦前からさつま芋の生産が盛んで、当時手に入れることができた小麦粉と合わせて、食べやすい饅頭にしたのが始まりとも言われています。

愛知県といえば、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康といった戦国武将の出身地ですが、彼らもこの「鬼まんじゅう」のようなさつまいもを使ったお菓子を食べていたのかもしれませんね。

ホットケーキミックスを使った鬼まんじゅうのレシピ

それでは、ホットケーキミックスをつかった鬼まんじゅうのレシピを紹介していきます。ホットケーキミックスを使うことで、少ない材料でささっとつくることができるので、普段スイーツづくりをしない人や料理の腕に自信がない人にとってもチャレンジしやすいレシピですよ。

鬼まんじゅうの材料

ホットケーキミックス　一袋(200グラム)
サツマイモ　中1本
砂糖　大さじ2
塩　ひとつまみ
牛乳(水でも可) 　150cc

鬼まんじゅうの作り方

サツマイモは皮をむき、8mm~1cm角に角切りにしておく。
クッキングペーパーを10センチの正方形に切っておく
ホットケーキミックス、砂糖、塩、牛乳を全て混ぜ合わせる。そこへさつまいもを入れ、まんべんなくさつまいもがいきわたるように混ぜる。
蒸し器を火にかけて準備しておく間に、クッキングパーパーに山盛り大さじ1くらいのサイズで3でつくったタネを分けていく。
蒸し器にセットして、中火で15分ほど蒸し、さつまいもに竹串がさされば完成。

蒸し器が自宅にない場合の作り方

「自宅に蒸し器がない！」という場合は、フライパンで代用することが可能です。フライパンにお湯を沸かし、高さのある耐熱皿を入れて、タネを好みの大きさにまとめてクッキングシートにのせて入れ、フライパンに蓋をすれば蒸し器と遜色なく蒸し料理をつくることができます。

バターと卵をつかったもっちり鬼まんじゅうのレシピ

上記でご紹介したホットケーキミックスを使った鬼まんじゅうの作り方に、卵とバターを加えることで、さらにもっちりとした食感が楽しめる鬼まんじゅうをつくることができます。ここでは、バターと卵を加えた濃厚な鬼まんじゅうのレシピをご紹介します。

もっちり鬼まんじゅうの材料

さつまいも中1本
ホットケーキミックス 150g
卵 1個
牛乳 80ml
溶かしバター 30ml

もっちり鬼まんじゅうの作り方

さつまいもを1cm~1.5cm角の角切りにし、水にさらした後水気を切っておく
ホットケーキミックス、卵、牛乳、溶かしバターをボールに入れ、よく混ぜ合わせる。
2の生地にさつまいもを入れ混ぜる。
蒸し器にクッキングペーパーを敷き、大さじ山盛り一杯位を間隔をあけて並べ、蓋をして、中火で10分蒸す。
10分して、さつまいもに竹串がさされば完成。

ホットケーキミックスを使った鬼まんじゅう作りの注意点

ホットケーキミックスを使った鬼まんじゅうは、ご紹介した通り、ホットケーキミックスにさつまいもを加えることで、簡単に作れるうえに秋の味覚を楽しめる美味しいおやつです。

ここからは、ホットケーキミックスを使って作る鬼まんじゅうのコツ・注意点をご紹介しましょう。

生地の具合で美味しさが変わる！

生地の具合は、鬼まんじゅうホットケーキミックスの美味しさに直結します。例えば、生地が固すぎると、まんじゅうがパサパサになり、逆に緩すぎるとボリュームが出ずにぺちゃんこになってしまいます。

そこでコツは、水分量を調節することです。水分量が適切であれば、ふんわりとした食感のまんじゅうが作れます。また、練りすぎも避けましょう。さつまいもの水気を適度に残すことで、口溶けが良くなります。

蒸し器での蒸し時間に注意

蒸し器で蒸す際、蒸し時間に注意しましょう。蒸し時間が短すぎると、まんじゅうが生焼けになり、逆に長すぎると乾燥してしまいます。適切な蒸し時間は、必ず挿し木を使って確認してください。生地に挿し木を刺して、生地がくっつかなければ、蒸し上げ完了です。

アレルギー対策も忘れずに

みんなで楽しむうえで、アレルギー対策も重要です。例えば、卵アレルギーの場合、卵を使わないレシピを選びましょう。また、小麦粉アレルギーの方は、米粉を使ったレシピに変更することも可能。アレルギー対策は、家族や友人と食事を楽しむためにも大切なことなので、併せて意識するようにしましょう。

Cake.jpでお取り寄せできるさつまいもスイーツ

簡単につくれる鬼まんじゅうですが、プロのつくるさつまいもを使ったスイーツも見逃せませんよね。 Cake.jpでは、たくさんのさつまいもを使ったスイーツを取り揃えています。その中でも鬼まんじゅうのような素朴な味わいが好みの方に刺さりそうなスイーツをピックアップしました。

自宅で鬼まんじゅうをつくりつつ、たまには少しゴージャスなスイーツを取り寄せて楽しんでみてはいかがでしょうか？

【川越菓舗　道灌】丁稚芋 2本入り

裏ごしをしたさつまいものペーストに白餡と甘く煮た芋の角煮を混ぜ合わせ、竹の皮で包んだ後蒸気でゆっくりと蒸した一品です。丁稚とは和菓子用語でこねあわせることを「でっちる」と言うことからつけているのだそうです。口にするとさつまいものやさしい甘さと、白餡の上品な味わいのハーモニーが、さつまいも好きにはたまらない一品です。

丁稚芋　2本入り

¥1,700税込

【川越菓舗　道灌】芋クリームどら焼き

裏ごしをした芋のペーストと生クリーム、バターを混ぜ合わせた餡が特徴のちょっぴり洋風のどら焼きです。常温だけではなく冷やしても、凍らせても美味しく食べられます。「鬼まんじゅう」が好きな方は、こちらもきっとハマるのではないでしょうか？ぜひご自分のご褒美用スイーツとして、さつまいもスイーツ好きの方へのギフトにどうぞ♪